先日グループホームのことについて記事を書きましたが、
今回は「高齢者向け住宅」について書かせて頂きます。
母の介護脱毛の時に老人ホームなどの福祉施設について
調べる際、高齢者向け住宅についてのことも一緒に比較したので
それについてわかったことなどをまとめていこうと思います。
高齢者向け住宅とは？
高齢者向け住宅、正確には「サービス付き高齢者向け住宅」は
グループホームよりさらに一般的な生活環境に近い形での
暮らしができる場所です。
略して「サ高住」と呼ばれたりもしているようですね。
グループホームは元々は違ったものの
現在では認知症の高齢者が入居する場所として一般的に知られています。
それに対して、高齢者向け住宅は高齢者であれば
特に入居する資格は必要ではありませんので
間口が広いようです。
老人ホームやグループホームへの入居待ちが後を絶たず
全く入居できない等の問題がある中で
期待されている制度だそうです。
その代わり、
グループホームよりもさらに介護や介助を必要としない
元気な高齢者の方向けのバリアフリーに配慮された住宅です。
入浴や排泄の介助などはなく、
義務付けられているのは「安否を確認するサービス」と
「生活相談サービス」だけ。
しっかりサポートしてくれるわけではありませんが、
その代わり自由に生活できますし、
施設ごとの特色がかなり違うのもポイントの1つ。
自分や家族の受けたいサービス、合っているサービスの
高齢者向け住宅を選ぶことのできる選択肢の広さが
魅力だという印象を受けました。
ですので、「親が一人暮らしだが近くにいてあげられないので心配」
などの時に良いのではないかと思います。
高齢者向け住宅のメリットとデメリットは？
高齢者向け住宅に入居するメリットは先程も書いたように
選択肢の広さと自由度の高さ、それに加えて
初期費用の低減や入居しやすさなどがあります。
要介護認定がなく入居を断られた方でもOKなのですね。
また、初期費用があまりかからないところが多いようです。
その代わり、デメリットとしては
逆に要介護度が高い高齢者は入居できないということです。
入居後に病気になって退去しなくてはならなくなったという
トラブルも口コミでいくつか見られました。
加えて、やはり比較的健康な高齢者向けなので
看護師などが常駐していない所が多かったり
夜間のサポートが不安だという部分もあります。
一般的な賃貸住宅とほぼ変わらないので
やはりサポートはグループホームなどに比べると少ないですね。
ただ、最近では老人ホームなどと同じような手厚いサポート付きの
高齢者向け住宅もあるようなので、
ピッタリの所を見つけるのが一番です。
高齢者向け住宅なら介護脱毛はいらない？
ということは、介護の必要でない高齢者向け住宅の方は
介護脱毛しなくてもいいのでしょうか。
おそらく、そんなことはないはずです。
上で書いたように「入居後に体調を崩して介護度が高くなり
転居しなくてはいけなくなった」という口コミは多かったです。
そもそもずっと介護とは無縁で生きていられる方ばかりではないでしょうし
今後どうなるかを考えれば介護脱毛が不要とは言えません。
また、母が元気な状態の現在でもかなり入浴や排泄などが
楽になっていることを考えると、
自分で自分のケアをする際にも手間がかからずかなりのメリットがありそうです。
高齢になればなるほど体力も落ち、
お風呂に入ったりするのも大変になるはずですから
それがすこしでも楽になると言うなら介護脱毛も
無駄とはいえないのではないかというのが個人的な意見です。
介護脱毛が必要になった時には脱毛サロンやクリニックに通うことは
おそらくできなくなっているでしょうから、
早めの対策を考えておくのが良いと思います。
