母の介護脱毛について調べている途中で、
脱毛だけではなく介護に関する知識も色々と調べましたが、
そこで気になったのが「介護」と「介助」についてです。
基本的には同じように思えたのですが
調べた所異なる意味を持つ言葉だということが分かり、
せっかくだからと介助と介護脱毛との関係などもあわせて記事にまとめておこうと思います。
介護と介助は何が違う?
まず、介護というのは
“老齢者や心身の障害者など日常生活を営む上で
困難な状態にある個人を対象に、
専門的な対人援助を基盤に身体的・精神的・社会的に
健康な生活の確保と成長、発達を目指し、
利用者が満足できる生活の自立をはかること”
とされています。
初めて使われたのが1963年、
この定義が決められたのが1988年のことですから
かなり新しい言葉ですよね。
やはり平均寿命などが伸び高齢化社会になるにつれて
このような言葉が生まれてきたのだと思います。
対して、介助というのは助けるという言葉が入っていますから
被介護者を助ける行動のことを言います。
つまり、施設への入居相談からプランの作成、
レクリエーションや身の回りのお世話まで全体を含む「介護」の中に
食事のサポートや入浴の付き添いなど実際の行動である
「介助」が含まれているというわけです。
介護脱毛が最も効果を発揮するであろう入浴と排泄のサポートは
いずれも「介助」に含まれますね。
と考えると、「介護脱毛」は「介助脱毛」とも言えるのではと
少し思ったりしました。
介護脱毛と入浴介助
身体をきれいにしておかなければ、抵抗力の落ちた高齢者は
皮膚病や感染症にかかりやすくなります。
さらに、自分の体が清潔でないということはストレスにもなり
精神的にもよくありませんから、
気持ちよく過ごせるためにも入浴介助は必要ですし
それが困難になっても体を拭くことですっきりします。
しかし、入浴の介助はかなり大変です。
準備から始めてゆっくり温かいお湯に慣らし、
皮膚の弱い高齢者に配慮した強さで頭や身体を洗い
お湯に浸かる時もバランスを崩さないように支えたりしなくてはなりません。
お風呂から上がったあとも
濡れた体を冷える前に拭いたり着替えをさせたり
肌の保湿や水分補給までの一連の流れが入浴介助です。
正直、とても難しそうで私には上手くできる自信が全くありません。
やはり体を洗う時・拭く時に介護脱毛がしてあると
非常に楽であるのは間違いないと思います。
どうしても毛というのは水分を含んでしまいますし
髪のようにドライヤーで乾かすわけにも行きませんから、
手間を掛けないだけでなくムレなどを防ぐには介護脱毛は有効だと感じます。
介護脱毛と排泄介助
もう1つが排泄介助ですが、
こちらの方がより介護脱毛の効果を実感できると思います。
排泄介助はトイレへの誘導からオムツの交換まで
その方の程度によってかなり幅広いようです。
確かに入浴よりは手順が少なく難しくないことは分かりましたが
それ以外に配慮する部分が非常に多いと感じました。
やはり入浴より排泄の方が恥ずかしいですし、
誰かの手を借りたくない、見られたくないとトラブルになる事も
多いようです。
例えば・・・
・排泄に失敗して傷つき、ショックでうつになってしまった
・排泄したくないために水分を取らなくなり、別の病気にかかってしまった
・汚れたのを見られたくなく、オムツを隠してしまう
・恥ずかしさと自尊心の低下から介護者に辛く当たってしまう
などなど、多くのケースが見つかりました。
こちらもちゃんと被介護者に配慮して行うのはかなり難しそうです。
介護脱毛されていればその気持ち的な部分も
お互いかなり楽になるのではと改めて感じましたし、
例えば自力で排泄物をきれいに拭けた、というだけでも
高齢者の方の自信になり尊厳を保つことができるように思います。
以上、介護と介助の違いから入浴介助や排泄介助と介護脱毛の関係など
まとめてみました。
参考になれば幸いです。