介護をする方などの話を聞くとやはり一番ネックになるのが
排泄物のケアだと言う方が多いです。
排泄ケア・排泄介助は家で両親の介護をする人はもちろん
ヘルパーや介護福祉士も悩んでいる部分だそうです。
何度やっても慣れないし、
見ただけでオエッとなってしまいそうになるし、
臭いもキツイし・・・
仕方ないことだと分かっていても非常に辛いという意見が
ネットでも多く見られました。
また、母の知り合いのように
排泄物は人間の自然な行動で出るものなので構わないが
他人のデリケートゾーンをまじまじと見ながら
念入りに拭き残しがないかチェックするのが苦痛だという人も
結構いるようです。
そして何より、介護する人ではなくされる人が
ものすごく気持ち的な負担を感じてしまうそうです。
人間は誰でも少しずつ老いていきますから
それにともなって少しずつ体の機能も低下し、
膀胱などを支える筋肉や骨盤が弱くなって失禁しやすくなるのは
当たり前のことです。
でも、今までできていた事ができなくなり、
しかもそれが排泄だなんて思いたくありません。
自分が失禁するなんて信じたくないと思い、
おむつを拒否したり汚したものをこっそり隠したり、
介護してくれる人にきつい言葉を言ったりしてしまうこともあるのだとか。
でも本当はそういうことがしたいのではなく、
自分が排泄介助を受けなければいけないのが
すごく辛いからだと介護の仕事をしている方から教えてもらいました。
それを少しでも和らげるために、「介護脱毛」する人が増えているというわけですね。
介護脱毛とは?
介護脱毛とは、介護される時に
介護者や被介護者が楽になるように、
VIOラインの永久脱毛を行うことです。
きたるべき未来の為に、先手を打って少しでもケアや精神の
負担を減らす備えをしておくのです。
デリケートゾーンを無毛、あるいはほぼ無毛の状態にしておくと
色々なメリットがあるので、母もそうですが
中高年の女性が介護脱毛をするケースが増えているのですね。
介護脱毛で排泄介助はどう変わるか?:介護者編
サロンやクリニックでのカウンセリングやネットでの情報集めから
まず、介護脱毛をすると介護する側はどのようなメリットが
あるかについてですが、
一番大きいのは介助が楽だということが分かりました。
介護する人は、相手のデリケートゾーンを綺麗にする必要がありますが
その時に毛があると拭き残しがでてしまう場合があるそうです。
時間もかかりますし、排泄物の拭き残しから感染症になることがあるので
確認するのも楽ではありませんが、
介護脱毛をしていれば赤ちゃんのように毛のない状態ですから
非常に拭きやすく、拭き残しの確認も非常に楽だとか。
何より、排泄ケアがさっと終わるので気持ちが楽という意見が
ネットには多かったです。
介護脱毛で排泄介助はどう変わるか?:被介護者編
逆に介護される側はどんなメリットがあるかについても調べてみましたが、
ほとんどは先程書いた、拭き残しがなくなることによる
感染症や炎症のリスクが減らせるというのが一番と書いていますね。
高齢者になると身体の抵抗力も低下してきて、
ちょっとしたことで病気になったりする事も多いです。
それがなくなると言うだけでも介護脱毛のメリットはありますが、
もう一つ多くのサイトに書いてあったのは
介護される側の気持ちの負担も減るということ。
デリケートゾーンが毛が伸び放題になっているのを見られるのと
身だしなみのきちんとした状態を見られるのでは
恥ずかしさもかなり違う、
しかも排泄ケアがすぐ終わるので、長い時間見られなくてもいいとのこと。
そしてそれは「介護してくれる人の負担が減っている」という
安心感につながるというわけです。
介護されていると、他人に迷惑をかけていると言う気持ちになりがちですので
介護脱毛はその気づかいにもなると言うことが分かりました。
というわけで、介護脱毛をすることによって
介護する側もされる側も排泄物のケアが大きく改善でき
身体的にも精神的にも楽になるようです。
母の周りで介護脱毛している人はあまり多くないようですが、
これからの時代は、中高年になったら脱毛するというのが
流行になっていくのかもしれませんね。