介護脱毛は自分が介護される立場になった時
精神やケアの負担を軽減するために行うことです。
母も「今元気なうちに介護脱毛しておこうと思っている」
ということで最終的には脱毛することにしたのですが、
介護脱毛について調べる時に気になったことの1つに
「本当に負担は軽減されるのか?」ということです。
あまり疑いたくはないのですが、心配性(ひねくれ者?)の私は
「介護を脱毛したいことの言い訳にしてるだけじゃない?」
「本当に被介護者はそれで楽になってるの?」
「まさか脱毛サロンとかが顧客を増やしたくて広めているのでは・・・」
などなどいろいろ考えてしまいました。
今考えると恥ずかしい話ですが、
当時の私には介護脱毛の知識がまったくなく、
安い買い物でもないので本当は母の脱毛に少し否定的でした。
ですが、調べていくうちに被介護者の方の口コミをいくつか読んだり
母を通して被介護者の方の話を聞いたりする機会があり、
介護脱毛が実際に介護される立場の人にどう受け取られているかが
少しわかりました。
介護脱毛は被介護者にどう思われているのか
まずは介護脱毛をしないで被介護者になった方の口コミです
(許可を得ていないので、分からないように変更を加えています)。
もしかしたらその家族の方等が代理で書かれていたのかもしれませんね。
現在被介護者もOKのケアハウスにいる女性ですが、
同じケアハウス内にいる人はみんな介護脱毛はしていないそうです。
家族ではなくケアハウスのスタッフに介護されるわけですが、
赤の他人に排泄物のお世話をされるのは何度やっても慣れないとか。
しっかりケアしてもらわなくてはいけないというのも分かっているが
尿や便などの汚物のついたデリケートゾーンをまじまじ見られるのは
辛いそうです。
介護脱毛についてはかなり羨ましく思っているようで、
もうちょっと早く流行っていたらやっていた可能性も高いこと、
もうこうなったらお金の使いみちも限られるし、
少しでも楽にできるなら先に自分の未来に投資しておけばよかったと
いうことでした。
今は介護されるかどうかはわからないけれど
介護される立場になってからでは遅いというのが
介護脱毛の難しさですよね・・・。
介護脱毛は被介護者にどう思われているのか②
もう一つは母の友人である、被介護者ではなく介護する人の話です。
現在母の介護をしているという母と同年代の女性で、
高齢の母が被介護者になって非常に大変だと思っているそう。
かなりストレスが溜まり母と話す時はいつも
介護の愚痴ばかりになるそうで、
赤ちゃんの世話も同じようなことをするのに
介護のほうがよっぽど辛いと言われたそうです。
排泄機能の衰えは仕方のないことと割り切って毎日世話していますが
自分が毎回辛いだけでなく、
被介護者であるお母様もすごく嫌がっているのを見るのが
本当に苦しいという言葉に私も辛くなりました。
介護脱毛については大賛成で、
「介護したことあるなら絶対わかるはず」
「毛のある人とない人、介護ならどっちが楽かって当然でしょ!」
「もう介護受ける人はみんな法律で脱毛することにしてほしいくらい」
なども言われたようですね。
おそらくこの友人の言葉がきっかけになって
母は介護脱毛に興味をもつようになったのだと思いますが、
やはり実際の介護者・被介護者の方の言葉は心に刺さりますね・・・。
もちろんこれが全ての被介護者の意見というわけではありませんが、
それぞれ1人の人間の気持ちとして参考にして頂ければと思います。
いかがでしたでしょうか?
口コミから、そして母の知り合いのお話をご紹介しました。
これ以外の口コミでも
介護する人もされる人も、介護脱毛については好意的に思っている人も
意外と多いようですね。
当然否定的な人もいましたが、それは恥ずかしいとかお金や時間の問題とか、
あるいは他に優先して備えておくことがある等の理由であって
「毛があるのとないのとではない方が楽」についてはおおむね同意のようです。
現在の日本における介護の問題は山積みどころかどんどん増えていますよね。
介護脱毛が介護を受ける側の1つのマナー、エチケットとして広まり
(義務になっては欲しくありませんが)
これから少しでも負担の軽くなる介護者や被介護者の方が増えるといいですね。
他の記事でも書いているように、母の介護脱毛で一番役立ったと思ったのは
事前に知識を詳しく調べたことと、無料でカウンセリングを受けに行ってから
じっくり比較検討したことです。
気になるクリニックやサロンにどんどん聞いたり行ったりして
みてくださいね。