今回は介護脱毛についてちょっとお話を聞く機会があったので
せっかくですから記事にしました！
順を追って話すと、
母が最近仕事場に来るある女性（Aさんとします）と
仲良くなったらしく、その方と話していたら介護脱毛の話になって
自分の体験や私のブログについて話したそうです。
Aさんは寝たきりや介護が必要な方ではないのですが、
下半身が弱り尿モレなどがあるのでおむつを使用されているそうで、
あまりにも大変なのでムダ毛を剃ってしまっているとのこと。
介護脱毛に関しては全然知らなかったそうですが
実際に毛があるのとないのとではどんな違いがあるのか等
貴重なお話を頂けそうだったので、
Aさんにムリを承知でお願いした所OKして頂けましたので
プライバシーの面から仮名＆少しフェイクなどの編集を入れた状態で
シェアさせていただきますね。
Aさんの悩みとおむつ使用に関する話
Aさんは2年ほど前からおむつを使っておられるようですが
使い始めてから数ヶ月もたたないうちに
困ったことが増えてきたそうです。
とにかく一番イヤなのが「かゆい」こと。
常時おむつを使用していると非常にムレるので、
すごくかゆみが出てしまうそうです。
夜用の大きい生理用ナプキンをずっと使ってるようなもの、と
おっしゃっておられましたが、
確かに生理中はすごくムレやすいですしかゆくなったりもします。
それを24時間365日続けるとなると、
全然通気がないわけですよね・・・。
そこでAさんはまず入浴の回数を増やせば
清潔でいられるのではと思ったそうなのですが、
実際にやってみると入浴を何度もするのはすごく大変だと
分かってやめてしまいました。
足腰の強い方でもないし、
お風呂に入るのは体力がいるから続けるのはムリだったと
話してくださいました。
次に、お風呂でなくても拭いたりすれば良いのではないかと
試してみるも、あまり状況は変わらなかったそうです。
「そもそも拭けたと思ってる所が拭けてないわけよ」と
おっしゃっていましたし、
拭けば確かに少しはましになりますが
清潔な状態を保てるかどうかというと疑問が残ります。
それで色々と考えた結果、
最終的には「この状態じゃ何をやってもムリ」と考え
根本的に「毛をそったらムレにくいんじゃないの」という
結論に至ったそうなんですね。
おむつ使用者の方が考える脱毛の必要性
Aさんも実際に剃る段階になるまではやはり色々な思いがあり
決断までにはだいぶかかったようです。
また、介護脱毛というところには行き着かなかったようで
サロンやクリニックでの介護脱毛は母から話を聞くまで
知らなかったそうですね。
危ないんじゃないか、本当に必要なのか、
恥ずかしいなどの葛藤を続ける中で
やはり一番の決め手になったのは
「このままおむつを使い続けるのはとても耐えられない」
という考えでした。
また、Aさんもゆくゆくは自分も寝たきりになってしまうだろうと
考えており、介護されることを考えても
やはり毛が少しでも少ない方がいいのではと思ったようです。
ちなみにAさんには息子さんがいらっしゃるそうですが
遠方で結婚されておられ、お孫さんもおられます。
わざわざ息子一家を呼んで、血もつながっていないお嫁さんに
お世話を任せるのは申し訳ないという気持ちもあってか
老人ホームのような施設への入所になるのかな、とのことで
介護福祉士の方などへの負担も考えておられたようです。
こういった理由は現在介護脱毛をする40代・50代の方が
増えているのと同じだと感じました。
脱毛の結果はどうなった？介護脱毛は必要？
さて、考え抜いた末に脱毛に踏み切ったとは言え
「カミソリだとケガしそうだし、
おばあちゃんが脱毛器を買うのはちょっとね、と思って」
とデリケートゾーン用のシェーバーでの脱毛を選択。
値段は覚えておられないというAさんは
「とにかくイヤ～な状態からオサラバしたかったし」
「ちょっと高かったかもしれないけど、
それよりも必死だったから」とおっしゃっていました。
やはり自分で処理するのは大変だったそうですが
誰かに頼るわけにもいかず何日もかけて脱毛したそうです。
Vラインを脱毛、Iラインをできるだけ処理し、
Oラインはさすがにムリだったそうです。
それから後も生えては来るものの気になりだしたら剃る、を
繰り返してほとんどいつも生えていない状態に。
その結果、おむつのムレがかなり減ったそうで
かゆみが出る回数もぐっと減ったそうです！
母も施術後にムレないと言っていましたのでこれは本当に
効果が高いのでしょうね。
「拭き残しもないし、お風呂でも洗いやすくなってね！」と
おっしゃるAさんがとても良い笑顔をしておられたのが印象的でした。
介護脱毛についても少しだけお聞きしたのですが、
「こんなふうになる前に処理しとくほうがいい」とのこと。
「介護する方も大変だし」と他人を気遣う気持ちもやはりあるようですし
何より
「後ちょっとだけかもしれないけど、最期までちょっとでもきれいな女でいたいじゃない」
という言葉が心に残りました。
おむつがムレなくて便利だとか、介護される時に楽だとかは
もちろんあるでしょうが
「少しでもきれいでいたい」というのは女性なら誰しも
多少は考えていることだと思います。
介護されるようになってこれまでできたことができなくなり
自尊心や生きる気力を失ってしまう高齢者の方は多いそうです。
その中で少しでも女性らしくいたいといういうのは
自然なことでしょうし、考えさせられる良い機会になりました。
さて、ずいぶん長い記事になってしまいましたが
介護脱毛であれシェービングであれ、介護される方でなくても
デリケートゾーンの毛があるかないかではかなり違うことが分かりました。
貴重なお話をしてくださり、ブログへの掲載許可も下さった
Aさん、本当にありがとうございました。
Aさんのお話が皆様のお役に立てれば幸いです。
