現在、40、50代の女性で話題になっている介護脱毛。
私の母を始め、今後、介護される側になった時に、
衛生面や介護してくれる人に介護しやすくなるようにとの心配りから
脱毛をしている方が多く見受けられます。
そんな人気の脱毛ですが、実は
疾患によっては脱毛を断られてしまう場合もあるのです。
幸い母は特に断られるようなことは何もありませんでしたが、
どのような疾患がNGなのか気になりましたので調べてみました。
介護脱毛ができない疾患とは?
では、介護脱毛が施術できない疾患についてまとめていきましょう。
光過敏症(光アレルギー)
フラッシュ脱毛、レーザー脱毛は色素に反応する
特殊な光線を使用しているため、
脱毛による肌トラブルのリスクが高くなる光過敏症の人は施術できません。
処方される薬によっては光過敏症の副作用が出やすくなります。
皮膚がん
脱毛に使っている光は、紫外線よりも波長の長い赤外線に近いもので、
皮膚がんの要因となる紫外線ではありません。
皮膚がんになるリスクはありませんが、
もともと皮膚がんを患っている人は皮膚に負担をかけてはいけないので、
脱毛することはできないのです。
甲状腺疾患
ホルモンバランスが乱れている甲状腺疾患の方は脱毛の効果が低いようです。
ホルモンバランスが悪いと、肌荒れを起こしやすくなったり、
毛周期のリズムが狂ったりといった状態になることもあるそうです。
また、処方される薬が毛周期や
体毛バランスを変化させる可能性があるので、脱毛はできません。
糖尿病
糖尿病を治療中の方は、自己免疫機能が弱くなっており、
皮膚を負傷した際治りにくくなってしまうというリスクがあるのです。
処方される薬によっては光過敏症の副作用も出てしまいます。
症状の度合いによってできない場合がある疾患
次は絶対断られるわけではないものの、
場合によっては控えたほうが良い疾患についてです。
症状によっては悪化させてしまうものもあるので、
必ずサロンやクリニックに伝えるようにしましょう。
皮膚病
ヘルペスなど何かしらの皮膚疾患を患っている場合は
脱毛の刺激によって症状を悪化させてしまう恐れがあります。
またステロイドなどの外用薬を使用していると、
その部分に照射したとき色素沈着ができてしまう可能性があるそうなので
注意しましょう。
処方薬によってNGになる疾患
緑内障や高血圧、精神病などは脱毛とは直接の関係はない疾患ですが、
処方される薬の種類によって光過敏症の副作用がある恐れがあります。
感染症
ウイルス性肝炎やその他の感染症はサロンやクリニック内での
感染リスクを避けるために、施術拒否されることがあります。
薬物アレルギー
薬物アレルギーがある場合、発疹やじんましんなどの急性の
皮膚疾患の症状があらわれてしまう可能性があります。
多くのサロンやクリニックはリスク回避の為施術を断るそうです。
ペースメーカー
様々な電子機器がペースメーカーにどのような影響を及ぼすのか
注意が必要です。
身体に影響を与えるかもしれないという可能性を考えて、
脱毛できない場合がほとんどです。
ケロイド体質・ケロイド部分
傷痕部分になっているところは基本施術は行われません。
そしてケロイドになっている部分は脱毛できません。
ケロイド体質の方は脱毛によって肌トラブルが起きてしまう
可能性があります。
てんかん
てんかんは、電気処理の刺激や光による刺激で
突然けいれんを起こしたり、失神する場合もあるそうです。
アルコール依存症
アルコールを摂取していると血流が良くなり、
肌に炎症を起こしやすくなってしまいます。
その為、施術の事前事後はアルコールの摂取を控えるようにと指導されます。
ですが、アルコール依存でその指導を守れない方は施術を受けられません。
心臓疾患・血液疾患
狭心症や心筋梗塞などの心臓疾患は
脱毛の刺激や痛みによって引き金となり、重篤な症状を引き起こす
可能性が否定できないのです。
そのリスクを回避するため、ほとんどのサロンやクリニックでは
施術をお断りしているようです。
そして同様に、血液の病気も脱毛によって
病気に何かしらの影響が出てしまわないように
お断りしている場合が多いです。
他にも骨粗しょう症やヘルニアの方も
脱毛によって病気に影響が出てしまう可能性があるので
お断りされてしまう可能性があるようです。
そして投薬されている薬や、ちょっとした症状も脱毛するにあたって、
危険に繋がってしまう可能性があります。
その為、カウンセリングの時に、医師の方に持病や飲んでいる薬、
症状はしっかり伝えるようにしましょう。
事前にかかりつけのお医者さんに聞いてみるのも良い手段だと思います。
まずは安全を優先して脱毛ができるといいですね。